野球は才能がなくても勝てるスポーツです。
そう言って諦めるのは早すぎます。
野球は非常に技術力、専門性の高いスポーツなのです。
スポーツは道具を使ったり、独特な細かい動きをしたりするほど、専門性が高くなっていきます。
反対に道具も使わず、専門性が高くないスポーツは身体能力が全てを決めてしまいます。
いい例は陸上競技です。
陸上の世界では、どんなに練習しようとウサインボルトに勝つことはできません。
そういう意味では陸上は才能がないと勝てないスポーツです。
野球のバッティングは専門性が高い
運動神経がよくない人でも活躍できる分野、それはバッティングです。
守備でスーパープレーをしたり、ものすごい盗塁を決めたりするのは割と才能が必要でしょう。
でも、バッティングは上手くなります。
練習するほど上手くなります。
運動神経が高くても、初心者にバットを握らせて、いきなり打ってみせても打てることはまずありません。
つまり専門性が高いということです。
専門性が高い分野は、身体能力よりも精度がモノを言うのです。
つまり職人を目指せということです。
才能やセンスがない人はここで頑張りましょう。
元日ハム、ジャイアンツ、中日の小笠原道広選手は高校時代まで才能のある選手ではなく、高校通算本塁打も0本です。
僕より少ないんです。
しかしひたすら打撃を練習し、プロ通算は378本です。
やはり、バッティングに生まれ持った才能はいらないことがわかります。
上手くならない人は練習の仕方が下手くそ
でも、「センスや才能のない俺は実際にバッティングも下手くそ」
それは練習の仕方が下手くそなのです。
どんな人でも、箸を持てるようになったり、自転車に乗れるようになったように、バッティングもできるようになります。
バッティングが上手くならないのは、バッティングは別物だと考えている人が多いです。
どこか特別な何かをしないと打てるようにはならないと思っています。
残念ながらそれは間違いです。
バッティングもスポーツであり、人間の運動です。
練習するほど上手くなります。
おそらく、上手くならない人は、いつも何かをフォームを意識して練習しています。
「え、それって当たり前じゃん!」
そう思いましたよね。
それが上手くならない要因です。

体の感覚を捨ててバッティング練習をしているのです。
スポーツは意識ではなく、無意識で行うものです。
意識が邪魔するほど、身体の動きはぎこちなくなるし、上達もしません。
ひたすら、身体に任せてバッティング練習をやりまくることが大切です。
意識に任せるのではなく、無意識に任せることです。
練習を重ねることで、無意識にバッティングのデータが蓄積されていきます。
バッティングはある程度のレベルまでは練習したやつほど強くなれます。
